その日のうちに
その日のうちに
友人がアメリカから帰国したときにお土産を持ってきてくれました。
ものすごくおいしそうなチョコチップクッキーです。このクッキーを食べるのを楽しみにしていたのですが、大切にしまいこんでしまい…先日、約1年半ぶりに発見されました(Oくん、せっかくのお土産を本当にごめんなさい!)。
賞味期限を過ぎています。開封すると油が古くなったような臭いがします。
「食べない方がいいだろうな」と思いましたが、「このクッキーを食べたい!」という気持ちには勝てず、何枚か食べてしまいました。
その結果、、、ひどい胸やけがして、しばらくムカムカがとれませんでした。
どんなにおいしい食べ物でも「賞味期限」があります。その期限を過ぎてしまうとおいしく食べられるという保証はありません。だれでも知っている、この当たり前なことを今一度心に刻む機会になりました。
旧約聖書・出エジプト記には、荒れ野を旅したイスラエルの民を、神様が天からマナを降らせて養われたと書かれています。
「だれもそれを、翌朝まで残しておいてはならない」<出エジプト記16章19節>
とあるように、マナはその日のうちに食べなければいけないものでした。

聖書の言葉は「命のパン」です。
聖書は今から何千年も前に書かれた本ですが、今も生きている神様の言葉です。
神様の言葉には賞味期限はありませんが、私たちはこの命のパンを毎日毎朝、フレッシュな状態で継続的に神様から受け取ることが大切だと、この出エジプト記のマナの記録は教えています。
朝一番に神様から与えられた御言葉から力をいただいて、今日も一日を始めましょう。
*写真は、夏休みを過ごした家内の実家近くの
今帰仁城址です。
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋