受け継ぐ
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彼は、父アマツヤが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行った。
<旧約聖書・列王記下15章3節>
旧約聖書の列王記は、イスラエル・ユダを治めた王たちの記録です。ここには一人ひとりの王が残した政治的な実績ではなく、彼らが神の前にどのような生き方をしたかが記録されています。

列王記下15章のユダの王アザルヤの記録は、
① 彼が「主の目にかなう正しいことをことごとく行った」こと
②「父アマツヤが行ったように」…彼のその生き方は父アマツヤから受け継がれたものであったこと
を、私たちに伝えています。
信仰生活において自分自身が神様と出会い、しっかりとつながり続けること、そしてその信仰が「自分だけ」で終わってしまうのでなく、「周りの人へ」「次の世代へ」受け継がれていくことの重要性を聖書は繰り返し教えています。
8月30日、八王子教会でバプテスマ(洗礼)式が行われます。教会では様々な式がとりおこなわれますが、バプテスマは最も嬉しい式のひとつです。
イエス様が命がけで示し伝えてくださったこのメッセージを、一人でも多くの人に、そして確実に次の世代へ伝えて行きたいものです。
「私たちは自分の子供たちに対して、何が重要であるかを教える義務がある。このようなことは人まかせではできるものではない。そして、そのような教育は、私たちの生きざまによってのみ伝え教えることができるのである。私がいかに神に仕え、神をかしこんでいるか、それが子供たちに受け継がれていくのである。ユダヤの人たちは子弟の宗教教育に特に熱心であったと聞く。私たちもこの点、大いに学ぶべきである」(榎本保郎『旧約聖書一日一章』より)。
*写真は、夏休みに撮った家族写真です。
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋