故郷
故郷

お盆休みで故郷に帰省中という方もおられるかもしれません。
我が家も家内の故郷の沖縄で、のんびりとした時間を過ごさせていただいております。
家内の実家は沖縄本島北部の今帰仁村にあります。
自然が豊かで、ゆったりとした空気が流れていて、私自身はここで生まれたわけでも育ったわけでもないのですが、ここに来ると自分自身の心と身体が充電されるのを感じます。
“故郷”とは、どんな場所でしょうか?
「自分が生まれ育った場所」「懐かしい思い出が詰まった場所」「自分の原点」「自分を待っていてくれる人がいる場所」「本当の自分を取り戻すことができる場所」…等など、様々な答えがあると思います。
彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。だから、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていたからです。
<新約聖書・ヘブライ人への手紙11章16節>
私たちの本当の故郷は天にあるということ、この故郷は私たちの地上のどんな故郷よりも素晴らしい場所なのだと、聖書は教えています。
そこは私たち信仰者の最終目的地です。私は「神様ご自身が私のために都を準備していてくださる」ことを思うと、胸が熱くなります。
実家に帰ったとき、母が食事を作り、寝室には寝具を用意して私たちが帰ってくるのを首を長くして待ってくれているように、いや、それ以上の愛情で、私たちが帰ってくるのを待っていてくださるというのですから…。
※写真は、今帰仁村の海岸の風景です。
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋