次世代につなぐ
次世代につなぐ
息子の中学校の運動会に行ってきました。
天候も支えられ、楽しい一日を過ごすことが出来ました。
運動会で一番盛り上がる種目は…おそらくリレーでしょう。
リレーにはドラマがあります。
一番足が速い選手がいるチームが勝つとは限りません。
ずっと先頭を走っていたチームが最後にバトンを落として逆転されてしまうこともあります。
走る選手たちばかりでなく、観戦する人たちもハラハラどきどきしながら声援を送ります。
自分も学んだ母校のグラウンドを走る息子の姿を、両親と共に見守りながら、目の前で繰り広げられているリレーの勝敗だけではない、色々なことを考えさせられました。
「自分は、親や恩師、人生の先輩たちからバトンを受け取っただろうか?」
「受け取ったバトンをしっかり握って、自分のレースを走っているだろうか?」
「自分が受け取ったバトンを、次の世代に手渡しているだろうか?」
今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、子供たちに繰り返し教え、
家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、
これを語り聞かせなさい。
<旧約聖書・申命記6章6~7節 新共同訳>
神様は聖書の言葉を通して、「あなたが受け取った大切なものを、次の世代にしっかりと手渡しなさい」と、繰り返し私たちに呼びかけておられます。
私たち一人一人も、神様からの大切なバトンを託されたリレーの選手です。
あなたは受け取ったバトンを、次の走者に渡しましたか?
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋