倒れそうな人を支え、うずくまる人を起こす
倒れそうな人を支え、うずくまる人を起こす
以前足のケガをして、スポーツクリニックに通院したことがありました。
主治医の先生が書いた処方箋を元に、理学療法士やトレーナーからリハビリの指導を受けます。
時に優しく、そして時に厳しい指導を受けて少しずつ回復することが出来ました。
そのクリニックには交通事故の後遺症に苦しむ方々や、中学生・高校生・大学生など、スポーツでケガをした人たちがたくさん通院していました。
様々な年齢層や背景の人たちがいましたが、共通しているのは「怪我を克服してもう一度立ち上がる」ということでした。
クリニックのスタッフの方々がこの共通の目的のために情熱的に関わっている姿を見て、「誰かが立ち上がる手助けをする」というのは本当に尊い働きだと痛感したのを覚えています。
主は倒れようとする人をひとりひとり支え、うずくまっている人を起こしてくださいます。
ものみながあなたに目を注いで待ち望むと、あなたはときに応じて食べ物をくださいます。
<旧約聖書・詩編145編14~15節 新共同訳>
私たちが傷つき倒れ、うずくまるとき、神様が起こしてくださるというのが聖書の約束です。
そして、私たちもそれぞれの方法で(祈ること・具体的な行動をすること・話を聞くこと…等など)倒れている誰かが立ち上がる手助けをすることができるのです。
*写真は、府中市郷土の森公園の紫陽花です。
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋