目標を目指してひたすら走る
目標を目指してひたすら走る
昨年11月から英語の勉強をしています。毎日少しずつ勉強するようにしていますが、順調に進むこともあれば、なかなか先に進めないこともあります。
先週、英文法の確認テストをしました。40問中半分の正解でした。このままでは先に進めないと思い、今週もう一度その箇所を復習し、先日同じテストを受けました。結果は…40問中30問正解でした。
しかし、分からない問題は教科書を見ながら解きましたので、実際にはもっと低い点数だったと思います。
私はもう一度この箇所を復習する必要があると思いました。十分に理解していないまま先に進んでも、さらに分からなくなるだけだからです。
しかし、同時に焦りを覚えました。同じ箇所を何度もやっていたのでは、先に進むことが出来ないからです。
頭を抱えながら先生に相談すると、こんな返事が返ってきました。
「すべての人には『自分のペース』があります。これはあなたが私に教えてくれたことです。あなたは自分のベストを尽くしました。それが最も大切なことです。」
「自分のペースを守ることが大切」というのは、私がランニングをするときに自分に言い聞かせていることでした。自転車であれ、ランニングであれ、山歩きであれ、無理せず自分のペースで前進し続けることがゴールにたどり着く最も確実な方法です。
私はこの聖書の言葉が大好きです。
なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。
<新約聖書・フィリピの信徒への手紙3章13~14節 新共同訳>
本気で前進しようとすればするほど、逆風が吹き付け、強い重力を感じるものです。しかし私たちには目指すべきゴールがあります。
今日一日の歩みが、それぞれのゴールに一歩でも近づくものでありますように。
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋