一緒に食事をすること
一緒に食事をすること
7月からべスパー(夕方の礼拝)を始めました。[毎月第一・第三金曜日]
回を重ねるごとに、少しずつ参加者が広がってきて感謝です。夜7時、教会に集まって、まずみんなで一緒に食事をします。
食事をしながらお互いの近況などを語り合います。食事の後、マルコによる福音書を読み、その箇所から受けた恵みや疑問に感じたことなどをシェアします。
べスパーを通して、「一緒に食事をすること」「一緒に聖書を読むこと」は、非常によい交わりの機会になることを改めて実感しています。
初めて会う人や、これまであまり話をしたことがなかった人も、べスパーを通じて身近に感じられるようになっています。
そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、
喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。
こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。
<新約聖書・使徒言行録2章46~47節 新共同訳>
この聖句を読むと、初代教会でも「一緒に食事をすること」「共に神様を礼拝すること」に、力を注いでいたことが分かります。
パウロは「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(新約・ローマの信徒への手紙12:15)と勧めていますが、「一緒に食事をし、神様を礼拝する」ことは、「喜びや悲しみを分かち合う」ことにつながっていくのではないかと思われます。
今週私たちの教会では、洗足・聖餐式を行います。この式が、私たちのために十字架についてくださったイエス様と、そしてそのイエス様と信じて教会に集っている者たちの大切な交わりの機会となりますように。
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋