雪かきに思うこと
雪かきに思うこと
牧師:伊藤滋のショートメッセージ:2014年2月22日号
2週続けての大雪になりました。子どもは大喜びですが、大人たちは筋肉痛と戦いながら、連日雪かきに追われる、そんな1週間になりました。
教会の駐車場の雪かきをしていると、待ち合わせをしたわけでもないのに何人かの教会員の方々が自主的に雪かきに来てくださいました。それも一度ではなく、今週はそんなことが何回もありました。
雪かきは結構な重労働です。作業を始めて10分もすると汗ばんできます。みんなで一緒に雪かきをしていると、体だけではなく、心もあたたまっていくのを感じました。
わたしは、自分にそれほどすぐれた能力があるわけでもないのに「自分でなんとかしなきゃ!」と、背負い込んでしまう傾向があります。その結果、疲れ果ててしまったり、事態をさらに悪化させてしまうこともあります。
でも、教会では雪が降ればみんなで汗を流しながら雪かきをする。何か問題が起きれば、それを一人で抱え込むのではなく、共に祈り支え合う仲間が与えられている。
そのことを改めて思い出すことができました。
ひとりよりもふたりが良い。
共に労苦すれば、その報いは良い。
倒れれば、その友を助け起こす。
倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。
更に、ふたりで寝れば暖かいが
ひとりでどうして暖まれようか。
ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。
三つよりの糸は切れにくい。
<旧約聖書 コヘレトの言葉4章:9~12節>
(新共同訳)
セブンスデー・アドベンチスト八王子キリスト教会 牧師:伊藤 滋