待ち望む''（その2）
2014.02.15
カテゴリ：ウイークリーショートメッセージ
待ち望む''（その2）
牧師：伊藤滋のショートメッセージ：2014年2月15日号
先週末の大雪に続いてこの週末も大雪になりました。雪が降ると色々なトラブルが発生します。
先週末、わたしは山梨県甲府市の教会の礼拝に出席しました。安息日の礼拝中もしんしんと雪が降り続いています。「早く帰らないとまずいかも？」と思い、礼拝と昼食を終えると早々に甲府を出発しました。中央道は通行止めでしたので、国道20号線で八王子を目指しました。ところがしばらく車を走らせると道路は渋滞し始め、やがて全く車が進まなくなってしまいました。道路交通情報を調べると、国道20号線も通行止め、ということでした。
この通行止めが解除になったのは、翌日の夕方でした。その間、温泉で時間をつぶしたり、全く動かない道路で眠気と戦いながら車内で過ごしたりしましたが、「いつ終わるのか分からないものを待つ」ということのしんどさを思い知らされた体験でした。
道路の通行止めはいつか解除になります。しかし、わたしたちの人生にはいつ出口が見えてくるのか分からない、長く暗いトンネルを一人で歩くような辛い出来事が起きることがあります。そんなとき、目の前のトンネルの暗さに絶望して途方に暮れてしまう人と、いつか見えてくるに違いない出口の光を待ち望みながら、一歩ずつ前に進み続ける人とを分けるものは何でしょうか。
「しかし、主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない」 ＜旧約聖書 イザヤ書 40章 31節＞
神に信頼し、神を待ち望む人は状況にとらわれず、力強く生き抜くことができると聖書は約束しています。
※写真は国道20号線を新宿・八王子方面に向かう車の列です。
