待ち望む
待ち望む
~牧師:伊藤滋のショートメッセージ:2014年2月8日号 ~
今週は気温の変化の激しい一週間でしたが、皆さま体調を崩されていないでしょうか。
八王子に引っ越してきて初めての冬を迎えました。八王子の冬は寒いですね。天気予報で翌朝の天気と最低気温をチェックするのが日課になっています。たいていの場合、一日の最低気温は朝の6時くらいです。夜明けの直前、日が昇り始めるころが一番寒いのです。
私はこの一年で一番寒い季節に、梅のつぼみがふくらみ始める姿を見るのが好きです。小さな梅の花が厳しい寒さに耐えながら「春はもうすぐそこまで来ているよ!」と、体を張って伝えてくれているように感じるからです。
聖書の中には「待ち望む」という言葉がたびたび出てきます。わたしたちの教会は「セブンスデー・アドベンチスト」という名前ですが、この「アドベンチスト」という名前には「待ち望む」という意味があります。
今私たちが置かれている場所は、真冬の北風が吹きつけるような厳しい状況かもしれません。しかし、その厳しい冬・真っ暗な夜のような時にも、私たちは神様の言葉によって望みを持つことが出来ると聖書は約束しているのです。そこに希望があることを身をもって伝える、梅のつぼみのような生き方ができたらいいな、と願っています。
わたしは主を待ち望みます、わが魂は待ち望みます。そのみ言葉によって、わたしは望みをいだきます。わが魂は夜回りが暁を待つにまさり、夜回りが暁を待つにまさって主を待ち望みます。
<旧約聖書 詩篇130篇 5~6節>