走り通す
走り通す
~牧師:伊藤滋のショートメッセージ:2014年2月1日号 ~
わたしは自転車に乗るのが趣味です(スポーツ自転車に乗ってみたい方、ぜひ一緒に走りましょう!)。長い距離を走るときは心拍数を上げ過ぎず、スピードも出し過ぎず、省エネ運転を心がけます。限られたエネルギーを無駄なく、小出しにしながら淡々と目的地を目指しているとはるか遠くだったはずの目的地が少しずつ近づいてきて、自分でもびっくりするような距離を走ることができるのが自転車の醍醐味の一つです。
これは自転車に限らず、自分自身の生き方にも必要なことだなあ、と最近強く感じるようになりました。短い距離を一気に駆け抜けることが必要なこともあるかもしれません。でも神様から与えられた目的地を目指して、無理せず小さな一歩一歩を積み重ねていく。それは「手抜き」とは違う、ひとつの真剣な生き方の姿勢なのではないかと思うのです。
向かい風に苦しむこともあれば、追い風に助けられることもある。
いつか自分の人生を振り返ってパウロのようにこう言えたら、本当に幸せだと思います。
「わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。」
~新約聖書・テモテへの手紙Ⅱ 4章7節~
※写真は三浦半島から望む富士山です。